GeForce RTX 3070は、高性能なグラフィックスと高い処理能力を誇り、最新のゲームや3Dアプリケーションでもスムーズに動作します。
本記事では、「GeForce RTX 3070」の性能比較とベンチマーク検証を紹介します。
GeForce RTX 3070の性能の確認・比較・評判
GeForce RTX 3070の主な仕様
RTX 3070 | RTX 2070 Super | RTX 2080 Ti | |
---|---|---|---|
アーキテクチャ | Ampere | Turing | Turing |
プロセス | 8nm | 12nm | 12nm |
CUDAコア数 | 5888 | 2560 | 4352 |
メモリ容量 | 8GB GDDR6 | 8GB GDDR6 | 8GB GDDR6 |
メモリ帯域幅 | 512 GB/s | 448 GB/s | 616 GB/s |
ブーストクロック | 1725MHz | 1770MHz | 1635MHz |
ベース クロック | 1500MHz | 1605MHz | 1350MHz |
TDP | 220W | 215W | 260W |
価格 | 約5万円~6万円 | 約2万円~3万円 | 約4万円~5万円 |
発売日 | 2020/10/29 | 2019/07/23 | 2018/09/27 |
GeForce RTX 3070は、NVIDIAの最新デスクトップ用グラフィックスカードモデルGeForce RTX 30シリーズのアッパーミドルレンジ向けモデルとして、2020年10月に発売されました。
最大クロックが1725MHzでスペックはハイエンド並みです。GeForce RTX 3070は、Turing世代のRTX 2080 SUPERを超える高いパフォーマンスを持つグラフィックボードです。
GeForce RTX 3070には、5888個のCUDAコア、8GBのGDDR6メモリを備えています。このグラフィックスカードは、4K解像度のゲームやVRゲームなどの高負荷なアプリケーションでも高い性能を発揮します。
RTX 3070の消費電力について
RTX 3070のワットパフォーマンスは、2021年10月発売当時から見て、非常に優秀です。消費電力が220Wと同等の性能を持つGeForce RTX 2080 Tiの260Wと比べて約40Wも低い一方で、性能はほぼ同等です。
Ampereアーキテクチャは、前世代のTuringアーキテクチャと比べて、電力効率が大幅に向上しています。これにより、RTX 3070は、消費電力を抑えながらも、高い性能を実現しています。
RTX 3070のベンチマーク検証(ゲーミング性能)
今回は、ベンチマークソフトと人気ゲームを使って、「RTX 3070」のゲーム性能を調べてみました。
ベンチマークソフト:3DMark
グラフィックボード用のベンチマークで有名な3DMarkでRTX 3070の性能を調べてみました。グラフィック性能が分かりやすく比較できます。
GeForce RTX 3070は、旧世代のRTX 2080 SUPERと比較してスコアを大きく上回り、RTX 2080 Tiより少し低いスコアとなりました。
Apex Legends
(Apex Legends)でフルHD(1920×1080) 最高画質でfpsを計測した結果です。
RTX 3070は、高いゲーミング性能とコストパフォーマンスを両立しており、Apex Legendsを十分にプレイすることができます。
フルHD解像度で高設定でも平均フレームレートを150以上維持する事ができます。グラフィック設定を落とせばエフェクトが激しい戦闘シーンでも快適に遊べる性能があります。
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フォートナイト
フォートナイトでフルHD、WQHD、4Kで設定を変えてfpsを計測した結果です。
このように、フルHDでは低画質でも250fpsと、非常に高いフレームレートを維持することができます。WQHDでもで230fps、4Kでも高画質で175fpsと、快適にプレイできるフレームレートを実現しています。
ただし、画質設定を上げるほどフレームレートが低下するので、高フレームレートでプレイしたい場合は、画質設定を下げるのがおすすめです。
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VALORANT
VALORANTでフルHD、WQHD、4Kで設定を変えてfpsを計測した結果です。
VALORANTは、比較的負荷の軽いFPSゲームです。そのため、RTX 3070では、フルHD解像度でデフォルトのグラフィック品質でも、平均144Hz以上、最小120fps以上のフレームレートを実現することができます。
もちろん、グラフィック品質を上げると、フレームレートは下がります。しかし、それでも、144fps以上のフレームレートを維持することは可能です。
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RTX 3070の価格推移
2023年 | ASUS | GIGABYTE | MSI | ZOTAC | 玄人志向 |
1月 | 164,800円 | 136,030円 | 103,940円 | 87,800円 | 98,780円 |
2月 | 164,800円 | 121,902円 | 104,200円 | 84,980円 | 99,800円 |
3月 | 164,800円 | 120,507円 | 99,800円 | 84,980円 | 94,800円 |
4月 | 164,800円 | 121,902円 | 99,800円 | 83,259円 | 94,800円 |
5月 | 128,000円 | 121,515円 | 99,800円 | 82,447円 | 94,800円 |
6月 | 128,000円 | 100,503円 | 99,800円 | 79,101円 | 94,800円 |
7月 | 128,000円 | 99,167円 | 97,000円 | 73,458円 | 94,800円 |
8月 | 128,000円 | 99,167円 | 84,500円 | 88,095円 | 99,000円 |
9月 | 128,000円 | 99,167円 | 82,827円 | 85,495円 | 85,000円 |
10月 | 128,000円 | 99,167円 | 82,827円 | 89,935円 | 95,000円 |
11月 | 98,000円 | 124,102円 | 82,827円 | 86,725円 | 99,000円 |
12月 | 98,000円 | 115,438円 | 82,800円 | 95,362円 | 98,000円 |
平均価格 | 135,267円 | 113,214円 | 93,343円 | 85,136円 | 94,881円 |
RTX 3070は、NVIDIAが2020年10月に発売したミドルレンジのグラフィックボードです。発売当初は、Founders Editionが税込7万4,800円、リテール版が税込7万5,000円前後で販売されていました。
しかし、その後の半導体不足やマイニングブームの煽りを受けて、価格は急騰しました。2021年初頭には、リテール版が税込10万円前後まで上昇しました。
2022年に入り、半導体不足の緩和やマイニングブームの沈静化などの影響を受けて、価格は徐々に下落に転じました。2022年末には、リテール版が税込10万円前後まで下がり、2023年に入ってからは、さらに下落を続け、2023年では、リテール版が税込8万円前後で販売されています。
GeForce RTX 3070搭載ゲーミングPC
マウスコンピューター (G-Tune)
まとめ
NVIDIA社のGPU、GeForce RTX 3070の基本性能&搭載ゲーミングPCの紹介でした。
GeForce RTX 3070は様々なゲームを快適に遊べるコスパの良いGPUです。
これからゲーミングPCを購入する方はパソコンのスペックやどんなパーツが使用されているのか確認してみて下さい。