この記事では、動画編集に必要なパソコンスペックについての基礎知識と現在BTOメーカーで販売されているおすすめPCについての紹介になります。
これからYoutubeやニコニコ動画などの動画投稿サイトに自分の映像作品を投稿したい方やクリエイティブなことをしたい方向けの情報をまとめています。
動画編集はデスクトップとノートパソコンどちらがいい?
最初に、動画編集をこれから始めたい方で、「デスクトップパソコン」と「ノートパソコン」どちらを買えばいいのか?という質問が多く見られます。
デスクトップ | ノート | |
---|---|---|
持ち運び | できない | 出来る |
収納性 | 良くない | 良い |
拡張性 | 良い | 良くない |
コスパ | 良い | 良くない |
デスクトップパソコンとノートパソコンにはそれぞれ長所と短所があります。デスクトップは高い性能と拡張性を備え、大画面での作業に適しています。パーツのカスタマイズ性が高く、メンテナンスもしやすいのが利点です。
一方、ノートパソコンは携帯性に優れ、場所を選ばず使用できるのが最大の魅力です。 ただし、性能面ではデスクトップに及ばず、バッテリー駆動時間にも制限があります。
結局のところ、利用目的や予算、ライフスタイルに合わせて選ぶのが賢明です。自宅での使用が中心でハイスペックを求めるならデスクトップ、外出先でも使いたい人にはノートパソコンがおすすめと言えるでしょう。
WindowsとMacについて
WindowsとMacどっちがいい?という2択についての解説になります。
Windowsは幅広いハードウェア選択肢と、Premiere ProやDaVinci Resolveなどの高機能な編集ソフトが利用可能です。 カスタマイズ性が高く、コストパフォーマンスに優れるのがメリットです。
Macは動画編集に適した高性能ハードウェアを搭載しており、Final Cut ProやiMovieなどの優れた編集ソフトが利用できます。直感的なインターフェースにより、初心者でも扱いやすいのが特徴です。
動画編集を仕事にしている方はMacが好まれる傾向がありますが、コストパフォーマンスやカスタマイズ性を重視する場合や、個人でyoutube等に動画をアップロードする方はWindowsを愛用している方が圧倒的に多いです。
動画編集用のパソコンスペックについて
次は動画編集用のパソコン性能で見るべきポイントについて分かりやすく解説していきます。動画編集において、ある程度のスペックがないと作業中にカクついたり、スムーズな作業ができません。
初心者の方が新規でパソコンを購入する際にどれくらいのスペックがあれば快適に動画編集が行えるのかパーツごとに分かりやすく解説します。
CPU
CPUは動画編集において最も重要なパーツです。動画編集ソフトを快適に動作させ、エンコードやレンダリングを高速に処理するには、高性能なCPUが不可欠です。
具体的には、Intel Core i5以上、またはAMD Ryzen 5以上のCPUを選ぶことが推奨されます。 特に、4K解像度の動画を編集する場合は、Core i7やRyzen 7以上の上位モデルが適しています。
マルチコア・マルチスレッドに対応したCPUは、並列処理によって作業効率を大幅に向上させます。 ただし、使用するソフトウェアが特定のCPUに最適化されている場合もあるため、購入前に動作環境を確認することが重要です。
GPU
GPUは動画編集において、CPUの次に重要なパーツといえます。GPUは映像をディスプレイに出力するだけでなく、動画編集ソフトの一部の処理を担うことで、CPUの負荷を軽減し、作業効率を高めます。 特に、レンダリングやプレビューの際にGPUの性能が発揮されます。
動画編集用のGPUとしては、NVIDIA GeForceシリーズのGPUが推奨されます。 多くの動画編集ソフトがGeForceシリーズに最適化されているため、ゲーミングPCと同様に、「GeForce RTX 4060」以上のモデルを選ぶとよいでしょう。
メモリ
メモリは動画編集において、CPUやGPUと並んで重要な役割を果たします。動画編集ソフトは大量のメモリを消費するため、メモリ容量が不足すると編集作業が遅くなったり、フリーズやクラッシュが発生したりする可能性があります。
4K解像度の動画を編集する場合は、最低でも16GBのメモリが必要とされ、32GB以上あることが理想的です。 メモリ規格はDDR4以上を選ぶことが推奨されます。 また、メモリは増設可能なので、初期は16GBから始めて、必要に応じて32GBや64GBに増やすことも可能です。 メモリ容量が大きいほど、複数の動画や高解像度の映像を同時に扱える利点があるため、予算と用途に合わせて選定することが重要です。
ストレージ
ストレージは動画編集において、データの読み書き速度と保存容量の両面で重要な役割を果たします。動画ファイルは容量が大きいため、十分なストレージ容量が必要です。 読み書き速度が速いSSDを使用することで、動画の読み込みや書き出しが高速化され、編集作業の効率が向上します。
おすすめとして、512GB以上のSSDを搭載し、データ保存用に2TB以上のHDDを組み合わせるのが理想的な構成といえるでしょう。 外付けのストレージを活用することで、内蔵ストレージの容量不足を補うことも可能です。
動画編集用おすすめPC
動画編集用のPCを購入する際は、BTOメーカーを利用するのがおすすめです。
BTOとは「Build To Order」の略で、ユーザーの用途に合わせてパーツを選択し、カスタマイズしたPCを構成できるサービスです。 BTOメーカーでは、CPUやGPU、メモリ、ストレージなど、動画編集に最適な高性能パーツを自由に組み合わせることができます。
これにより、予算内で最大限のパフォーマンスを引き出すことが可能になります。 また、BTOメーカーの多くは、動画編集に特化したPCの構成を提案しているため、初心者でも適切なスペックのマシンを選びやすいのが利点です。 さらに、アフターサポートが充実しているのもBTOメーカーの強みといえるでしょう。
初心者におすすめ G-GEAR GE5J-C242/B
第14世代のCPU「Core i5-14400F」と「GeForce RTX 4060」構成のミドルスペックPCで初心者の方におすすめなスペックとなっています。
ハイスペック G-GEAR GE7J-D242/B
第14世代のCPU「Core i7-14700F」と「GeForce RTX 4070 SUPER」構成のハイスペックPCで動画編集だけでなく、ゲームはもちろんデジタルイラストやCGレンダリング等、幅広い用途で使える高性能な仕様となっています。
クリエイターPC WA7J-E241/BH
第14世代のCPU「Core i7-14700」と「GeForce RTX 4070Ti SUPER」構成のクリエイター向けPCで、現在活躍されているTOPクリエイターたちが使うPCと同じようなパーツ構成になっています。
よくある質問
- Q動画編集ソフトを使うのに最低限必要なスペックは?
- A
- QゲーミングPCは動画編集に向いている?
- A
- Q動画編集にデスクトップとノートどちらがいい?
- A
- Q動画編集用PCの予算の目安は?
- A
まとめ
動画編集向けのパソコンを選ぶ際は、高性能なCPU、GPU、大容量メモリとストレージが必須です。Intel Core i7以上またはAMD Ryzen 7以上のCPU、NVIDIA GeForceシリーズのGPU、32GB以上のメモリ、SSDとHDDの組み合わせが理想的な構成といえるでしょう。
また、4K解像度の動画編集には、これらのスペックに加えて、色再現性の高い27インチ以上のディスプレイが推奨されます。 BTOパソコンを活用することで、予算と用途に合わせて最適なパーツを選定でき、より高いパフォーマンスを実現できます。
ノートパソコンを選ぶ場合は、冷却性能の限界に注意が必要です。 総じて、動画編集には高いスペックが求められるため、初期投資を惜しまずに、将来を見据えた構成を検討することが重要といえるでしょう。