GeForce RTX 3080は、NVIDIAが発売したグラフィックスカードで,ゲームや動画編集などの高負荷な作業に適しています。
本記事では、「GeForce RTX 3080」の性能比較とベンチマーク検証を紹介します。
GeForce RTX 3080の性能の確認・比較・評判
GeForce RTX 3080の主な仕様
| RTX 3080 10GB | RTX 2080 SUPER | RTX 2080 Ti | |
|---|---|---|---|
| アーキテクチャ | Ampere | Turing | Turing |
| プロセス | 8nm2 | 12nm | 12nm |
| CUDAコア数 | 8704 | 3072 | 4352 |
| メモリ容量 | 10GB GDDR6X | 8GB GDDR6 | 11GB GDDR6 |
| メモリ帯域幅 | 760 GB/s | 496 GB/s | 616 GB/s |
| ブーストクロック | 1710MHz | 1815MHz | 1545MHz |
| ベース クロック | 1440MHz | 1650MHz | 1350MHz |
| TDP | 320W | 250W | 250W |
| 価格 | 約9万円～10万円 | 約10万円～11万円 | 約9万円～10万円 |
| 発売日 | 2020/09/17 | 2019/07/23 | 2018/9/27 |
GeForce RTX 3080は、NVIDIAが2020年9月に発売したグラフィックスカードです。
RTX 3080は、CUDAコア数、ベースクロック、ブーストクロック、メモリ容量、メモリクロック、いずれもRTX 2080 SUPERやRTX 2080 Tiを上回っています。
4K解像度やレイトレーシングを有効にしたゲームでは、圧倒的なパフォーマンスと画質を実現しています。また、動画編集や3Dレンダリングなどの作業でも、高速かつ安定した処理が可能です。
RTX 3080の消費電力について
RTX 3080の消費電力は320Wで、同等の性能を持つGeForce RTX 2080 Tiの250Wと比べて約70Wも高くなりました
前世代と比べて消費電力は高くなりましたが性能は大幅に向上しており、決してワットパフォーマンスは悪いわけではありません。
RTX 3080のベンチマーク検証（ゲーミング性能）
今回は、ベンチマークソフトと人気ゲームを使って、「RTX 3080」のゲーム性能を調べてみました。
ベンチマークソフト：3DMark
グラフィックボード用のベンチマークで有名な3DMarkでRTX 3080の性能を調べてみました。グラフィック性能が分かりやすく比較できます。
GeForce RTX 3080は、旧世代のRTX 2080 SUPER、RTX 2080 Tiと比較してスコアを大きく上る結果となりました。
Apex Legends
(Apex Legends)でフルHD（1920×1080） 最高画質でfpsを計測した結果です。
GeForce RTX 3080はApex Legendsの推奨スペックを大きく上回っています。
フルHD解像度では、画質設定を最高にしても平均フレームレートは180FPS以上を維持することができます。ただし、戦闘シーンや大規模なイベントが発生すると、フレームレートが低下する可能性があります。
≫関連記事：Apex Legends推奨スペック・おすすめゲーミングPC
フォートナイト
フォートナイトでフルHD、WQHD、4Kで設定を変えてfpsを計測した結果です。
度重なるアップデートにより、最高画質で安定したフレームレートを維持するのが難しくなったフォートナイト
フルHD（1920×1080）では、最高画質設定で144fpsを維持するのは難しいのでグラフィック設定を落としてプレイしましょう。
≫関連記事：フォートナイト推奨スペック・おすすめゲーミングPC
VALORANT
VALORANTでフルHD、WQHD、4Kで設定を変えてfpsを計測した結果です。
VALORANTは比較的描画負荷の軽いゲームであるためRTX 3080でプレイした場合、非常に高いフレームレートを維持することができます。
フルHD解像度（1920×1080）で最高画質設定を適用した場合でも平均フレームレートは300fpsを超えます。また、WQHD解像度（2560×1440）でも平均フレームレートは200fpsを超えます。
≫関連記事：VALORANT推奨スペック・おすすめゲーミングPC
RTX 3080の価格推移
| 2023年 | ASUS | GIGABYTE | MSI | ZOTAC | 玄人志向 |
| 1月 | 165,000円 | 159,013円 | 159,500円 | 182,500円 | 136,000円 |
| 2月 | 153,291円 | 139,451円 | 159,500円 | 130,482円 | 149,800円 |
| 3月 | 152,110円 | 139,151円 | 159,500円 | 130,482円 | 136,000円 |
| 4月 | 150,000円 | 159,013円 | 159,500円 | 129,249円 | 149,800円 |
| 5月 | 149,000円 | 156,629円 | 159,500円 | 129,000円 | 149,800円 |
| 6月 | 143,980円 | 159,013円 | 159,500円 | 129,000円 | 149,800円 |
| 7月 | 138,880円 | 159,013円 | 148,905円 | 158,249円 | 138,000円 |
| 8月 | 149,000円 | 159,013円 | 145,351円 | 158,249円 | 138,000円 |
| 9月 | 149,000円 | 159,013円 | 145,351円 | 154,169円 | 131,100円 |
| 10月 | 148,000円 | 158,313円 | 145,351円 | 149,169円 | 124,600円 |
| 11月 | 148,000円 | 158,113円 | 140,088円 | 139,169円 | 118,400円 |
| 12月 | 148,000円 | 163,809円 | 171,824円 | 139,169円 | 112,500円 |
| 平均価格 | 149,552円 | 155,795円 | 154,489円 | 144,073円 | 136,150円 |
RTX 3080は、2020年9月17日に発売されたNVIDIAのハイエンドグラフィックボードです。発売当初は、メーカー希望小売価格が95700 円でしたが、半導体不足や、マイニング需要の拡大などの影響ですぐに高騰してしまいました。
2021年には、価格の2倍以上となる20万円前後まで価格が上がり、その後も高値を維持していました。しかし、2022年後半になると、半導体不足の緩和や、マイニング需要の低下などの影響で価格が徐々に下がり、2023年には、10万円前後まで価格が下がりました。
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まとめ
NVIDIA社のGPU、GeForce RTX 3080の基本性能＆搭載ゲーミングPCの紹介でした。
GeForce RTX 3080は様々なゲームを快適に遊べる高性能なGPUです。
これからゲーミングPCを購入する方はパソコンのスペックやどんなパーツが使用されているのか確認してみて下さい。
