日本国内でも有名なヘッドマウントディスプレイ(HMD)のHTC VIVE
今回はHTC VIVEとその魅力についてご紹介します。
HTC VIVEとは?
2016年4月5日に発売された、HTCとValve Corporationにより共同開発されたバーチャルリアリティ向けヘッドマウントディスプレイ (VR HMD)。
ValveはアメリカのPCゲームを制作しており、世界的にも有名なsteamを運営しています。
steamにて「SteamVR」という独自のVR向けのプラットフォームを展開しており、steamユーザーは様々なVRゲームを遊ぶことができます。
SteamVR紹介動画
≫VTuber向けのヘッドマウントディスプレイ(HMD)はこちらで紹介しています。
HTC VIVEを紹介
ヘッドセットの基本的なスペックや性能・付属されているコントローラーの紹介や購入して使用した時の良かった点(メリット)や、これからHTC Viveを購入する方に向けて気を付けるポイントを紹介します。
HTC Viveはルームスケール機能でVRの世界を体験できるようになっています。
ハードウェア(セット内容)
ヘッドセット
ヘッドセット仕様
スクリーン | デュアル AMOLED 3.6インチ Diagonal |
解像度 | 片目あたり 1080 x 1200 ピクセル (合計 2160 x 1200 ピクセル) |
リフレッシュレート | 90 Hz |
視野角 | 110度 |
安全性能 | シャペロンシステムによるプレイエリア限界アラートおよびフロントカメラ |
センサー | SteamVRトラッキング、Gセンサー、ジャイロスコープ、近接センサー |
接続 | HDMI、USB 2.0、3.5 mm ステレオヘッドフォン端子、電源、Bluetooth |
入力 | 内臓マイク |
接眼部 | 瞳孔間距離およびレンズ距離の調節機能 |
コントローラー
左右の手にコントローラーを持って操作をするのが基本となります。
表面に丸いパッドが、背面にはトリガーが付いているのが特徴です。
コントローラ仕様
センサー | SteamVR トラッキング |
入力 | 多機能トラックパッド、グリップボタン、2段トリガー、システムボタン、メニューボタン |
バッテリ持続時間 | 約6時間 |
接続 | マイクロUSB充電端子 |
ルームスケール
ルームスケールとは?
室内に2つのセンサー(ベースステーション)を対角線上に設置して、室内をVR空間にすることができるVive独自の機能です。
HTC Viveは椅子に座ったまま楽な姿勢でVRゲームを遊ぶこともできますが、ルームスケール機能で臨場感のあるVR体験ができるのが最大の特徴です。
トラッキングエリア要件
起立時 /着座時 | 最小スペース制限無し |
ルームスケール | 最小ルームサイズ:2m x 1.5m、最大ルームサイズ:3.5m x 3.5m |
HTC Viveのセットアップ
HTC Viveを初めて購入する方は、ソフトウェアのセットアップを行います。
HTC Viveのソフトウェアセットアップは、HTC Vive公式ホームページからセットアップをダウンロードして行います。
購入する前の注意点と確認
HTC Viveを購入する前に確認しておきたいのが使用しているPCのスペックです。
動作する基準を満たしているかどうか必ず確認しましょう。
必要動作環境
GPU | NVIDIA® GeForce® GTX 970、AMD Radeon™ R9 290 の同等品またはそれ以上 |
CPU | Intel® Core™ i5-4590/AMD FX™ 8350 の同等品以上 |
メモリー | 4 GB 以上 |
ビデオ出力 | HDMI 1.4、DisplayPort 1.2 以降 |
USB ポート | 1x USB 2.0 以上 |
オペレーティングシステム | Windows® 7 SP1、Windows® 8.1 以降、Windows® 10 |
ベンチマークで計測する
ValveはVR対応の3Dベンチマークソフト「SteamVR Performance Test」をsteamにて無償で公開しています。
お使いのPCがHTC Viveに対応しているかどうか計測してみましょう。
SteamVR Performance Testはこちらから確認できます。
HTC Viveを買ってよかった点(メリット)・悪かった点(デメリット)について
私がHTC Viveを買ってよかったと思う点、メリットについて紹介します。
良かった点は主に3つあります。
日本語対応で分かりやすかった
ヘッドマウントディスプレイ(HMD)の公式サポートが日本語対応でとても分かりやすかった。
日本語対応なんて当然と思われる方も居ると思いますが、海外で発売されているヘッドマウントディスプレイは対応していない事があります。
更に日本国内でもHTC Viveを使用されている方は多いので、何か困ったことがあっても公式やsteamのコミュニティ・Twitter等ですぐに欲しい情報が見つかるのが本当に助かりました。
Viveトラッカーで拡張性・表現の幅が広がった
HTC Viveを紹介するうえで欠かせないのがViveトラッカーです。
Viveトラッカーとは?
VIVEトラッカーとは追加のコントローラー(モーショントラッキング)のことで足や腰に付けることにより、全身のトラッキングが可能となります。
基本的に左右の足と腰に合わせて3つ付ける事になります。
更に追加でVIVEトラッカーを増やすことにより、腕や足の関節の動きが再現可能な高精度なトラッキングができます。
眼鏡をかけた状態でも使える
最後に良かった点として、眼鏡をかけた状態でも使えた事です。
どうしても眼鏡がないと視界がぼやけてしまう方も居ると思いますが、大き目なフレームの眼鏡をかけてヘッドセットを着用してみましたが問題無く使用できました。
HTC Viveのデメリットについて
一番ネックになったのが場所の確保でした。
HTC Viveの特徴である「ルームスケール」を最大限楽しむ為にはある程度の場所の確保が必要になります。
最低でも「2メートル×1.5メートル」のスペースが確保できるかも購入する前に確認した方が良いです。
Amazonで購入できるHTC Vive商品一覧
HTC Viveの購入はAnazonがおすすめです。
合わせて購入したいもの
VIVE Tracker
HTC VIVE デラックスオーディオストラップ
トラッカーベルト+ 2リストバンドストラップ+ 2パームストラップフルボディトラッキングVRバンドル用HTC Viveトラッカーモーションキャプチャ
まとめ
これからVRゲームを楽しみたい方や3DのVtuber活動をしてみたい方は是非、HTC ViveでVR体験をしてみてはいかがでしょうか。
≫Vtuberのなり方や作り方はこちらで詳しく解説しています。