この記事では、RTX 5060搭載ゲーミングPCのおすすめモデルと各メーカーで実際に販売されている数多くのPCを紹介します。
また、基本性能から、実際にできること(プレイ可能なゲームの快適度など)、旧世代GPUとの性能比較について解説します。
RTX 5060搭載おすすめゲーミングPC 5選
OZgaming【Z1 コスパモデル】
164,800円(税込)
- OS
- Windows 11 Home
- CPU
- AMD Ryzen 7 5700X(8コア / 16スレッド)
- グラフィックス
- GeForce RTX 5060 8G
- SSD
- 1TB GEN3
- メモリ
- 16GB DDR4
AMD Ryzen 7 5700X と GeForce RTX 5060 を組み合わせた、フルHD環境でのゲームプレイを想定したデスクトップパソコンです。8コア16スレッドのCPUにより、ゲームだけでなく動画のエンコードや配信といった負荷のかかる処理にも対応します。メモリは16GB、ストレージは1TBのNVMe SSDを搭載しており、購入後すぐに使い始められる構成です。
- フルHD(1920×1080)の環境でゲームを楽しみたい方
- はじめてゲーミングパソコンを購入される方
- ゲームの配信や録画を検討されている方
- 動画編集や画像編集など、ゲーム以外の用途でも使いたい方
OZgaming【P30series】
194,800円(税込)
- OS
- Windows 11 Home
- CPU
- AMD Ryzen7 5700x (8コア16スレッド)
- グラフィックス
- RTX 5060 8G
- SSD
- 1TB GEN4
- メモリ
- 32GB DDR4
AMD Ryzen 7 5700X と GeForce RTX 5060 を組み合わせたデスクトップパソコンです。メモリを32GB搭載しているため、ゲームプレイに加えて、動画編集や配信、複数のアプリケーションを同時に立ち上げるような使い方にも対応します。
- フルHD(1920×1080)の環境でゲームを楽しみたい方
- ゲームの配信や録画を日常的に行う方
- 複数のアプリケーションを同時に立ち上げて作業される方
- 購入後しばらくは増設をせずに使い続けたいとお考えの方
TSUKUMO G-GEAR White GP7A-C260B
229,980円(税込)
- CPU
- Ryzen7 5700X
- メモリ
- 32GB
- ストレージ
- 1TB SSD(M.2 NVMe Gen4)
- グラフィックス
- GeForce RTX5060Ti/8GB
- OS
- Windows11 Home
外装を白で統一した「G-GEAR White Edition ピラーレスモデル」です。ケース前面と側面の間にある柱をなくした構造により、内部を二面から見渡せる設計となっています。
構成面では、8コア16スレッドのRyzen 7 5700X、GeForce RTX 5060 Ti、32GBのメモリ、Gen4対応の1TB SSDを組み合わせました。見た目だけでなく、ゲームプレイや動画編集といった実際の作業にも対応できる内容です。
- パソコンの外観や設置したときの見え方を重視される方
- 白を基調としたデスク環境をお持ちの方、またはこれから整えたい方
- フルHDからWQHDの環境でゲームを楽しみたい方
- ガラス面から内部が見える構成を選びたい方
Frontier FRGKB550/5060
195,800円(税込)
- CPU
- Ryzen 7 5700X
- メモリ
- 16GB (16GB x1)
- ストレージ
- 1TB M.2 NVMe SSD【Gen4】
- グラフィックス
- GeForce RTX5060 8G
- OS
- Windows11 Home
AMD Ryzen 7 5700X と GeForce RTX 5060 を組み合わせた、フルHD環境でのゲームプレイを想定したデスクトップパソコンです。メモリは16GBを1枚構成で搭載。ストレージにはGen4対応の1TB M.2 NVMe SSDを採用しています。
- フルHD(1920×1080)の環境でゲームを楽しみたい方
- はじめてゲーミングパソコンを購入される方
- ノートパソコンや旧型のデスクトップからの買い替えをお考えの方
arkhive GC-A7G56M
265,800円(税込)
- OS
- Windows 11 Home 64bit [DSP版]
- CPU
- AMD RYZEN 7 5700X
- Memory
- ARK DDR4-3200 32GB
- GPU
- NVIDIA RTX5060 8GB
- Storage
- Kingston 1000GB SSD
Thermaltake の「The Tower 300」ケースを採用したデスクトップパソコンです。八角柱の縦型デザインをミニタワーサイズにまとめた形状で、3mm厚の強化ガラスパネルから内部を見渡せる構造となっています。
構成には8コア16スレッドのRyzen 7 5700X、GeForce RTX 5060、32GBのメモリ、1TBのSSDを組み合わで、電源には80PLUS Gold認証の850W電源を採用しており、標準的な構成に対して余裕のある容量を確保しています。
- パソコンの外観や設置したときの見え方を重視される方
- 設置スペースが限られており、縦置きのできる本体をお探しの方
- フルHD(1920×1080)の環境でゲームを楽しみたい方
- 将来的な部品の交換や増設を見据えて、電源に余裕のある構成を選びたい方
RTX 5060搭載モデル一覧
| 台数限定モデル H17 | OZgaming | Ryzen 7 5700X | RTX 50608GB | 16GBDDR4 | 1TBNVMe SSD | 159,800円 |
| Z1 コスパモデル | OZgaming | Ryzen 7 5700X | RTX 50608GB | 16GBDDR4 | 1TBNVMe SSD | 164,800円 |
| 即日出荷モデルZ1残り2個 | OZgaming | Ryzen 7 5700X | RTX 50608GB | 16GBDDR4 | 500GBNVMe SSD | 175,800円 |
| Z1series | OZgaming | Ryzen 7 5700X | RTX 50608GB | 16GBDDR4 | 500GBNVMe SSD | 177,800円 |
| NEXTGEAR JG-A5G60 | NEXTGEAR | Ryzen 5 4500 | RTX 50608GB | 16GBDDR5 | 500GBNVMe SSD | 189,800円 |
| NEXTGEAR JG-A5G60(ホワイト) | NEXTGEAR | Ryzen 5 4500 | RTX 50608GB | 16GBDDR5 | 500GBNVMe SSD | 189,800円 |
| P30series | OZgaming | Ryzen 7 5700X | RTX 50608GB | 32GBDDR4 | 1TBNVMe SSD | 194,800円 |
| Z1series | OZgaming | Ryzen 5 7500F | RTX 50608GB | 16GBDDR5 | 500GBNVMe SSD | 194,800円 |
| P30series | OZgaming | Ryzen 7 5700X | RTX 50608GB | 16GBDDR4 | 500GBNVMe SSD | 194,800円 |
| FRGKB550/5060 | FRONTIER | Ryzen 7 5700X | RTX 50608GB | 16GBDDR4 | 1TBNVMe SSD | 195,800円 |
| FRGKB550/WH | FRONTIER | Ryzen 7 5700X | RTX 50608GB | 16GBDDR4 | 1TBNVMe SSD | 199,800円 |
| FRGHLB550/5060 | FRONTIER | Ryzen 7 5700X | RTX 50608GB | 16GBDDR4 | 1TBNVMe SSD | 199,800円 |
| GP7A-C260B/A | TSUKUMO | Ryzen 7 5700X | RTX 506032GB | 32GBDDR4 | 1TBNVMe SSD | 199,980円 |
| Z1series | OZgaming | Ryzen 7 7700 | RTX 50608GB | 16GBDDR5 | 500GBNVMe SSD | 208,800円 |
| G TUNE DG-A5G60SALE | G TUNE | Ryzen 5 4500 | RTX 50608GB | 16GBDDR5 | 1TBNVMe SSD | 209,800円274,800円 → 24%OFF |
| K2-75F8B56 | STORM | Ryzen 5 7500F | RTX 5060 | 16GBDDR5 | 1TBNVMe SSD | 209,800円 |
| 木目調ケース | OZgaming | Ryzen 7 5700X | RTX 50608GB | 32GBDDR4 | 1TBNVMe SSD | 209,800円 |
| P30series | OZgaming | Ryzen 5 7500F | RTX 50608GB | 16GBDDR5 | 500GBNVMe SSD | 209,800円 |
| G TUNE DG-A5G60 | G TUNE | Ryzen 5 4500 | RTX 50608GB | 16GBDDR5 | 500GBNVMe SSD | 214,800円 |
| GB5A-A260/B | TSUKUMO | Ryzen 5 7500F | RTX 50608GB | 16GBDDR5 | 1TBNVMe SSD | 214,800円 |
| Tower300ーHydrangea Blue | OZgaming | Ryzen 7 5700X | RTX 50608GB | 32GBDDR4 | 1TBNVMe SSD | 219,800円 |
| Tower300ーBumblebee | OZgaming | Ryzen 7 5700X | RTX 50608GB | 32GBDDR4 | 1TBNVMe SSD | 219,800円 |
| Tower300ーLimestone | OZgaming | Ryzen 7 5700X | RTX 50608GB | 32GBDDR4 | 1TBNVMe SSD | 219,800円 |
| Tower300ーRacing Green | OZgaming | Ryzen 7 5700X | RTX 50608GB | 32GBDDR4 | 1TBNVMe SSD | 219,800円 |
| Tower300ーMatcha Green | OZgaming | Ryzen 7 5700X | RTX 50608GB | 32GBDDR4 | 1TBNVMe SSD | 219,800円 |
| Tower300ーTurquoise | OZgaming | Ryzen 7 5700X | RTX 50608GB | 32GBDDR4 | 1TBNVMe SSD | 219,800円 |
| Tower300ーBubble Pink | OZgaming | Ryzen 7 5700X | RTX 50608GB | 32GBDDR4 | 1TBNVMe SSD | 219,800円 |
| Tower300ーSnow | OZgaming | Ryzen 7 5700X | RTX 50608GB | 32GBDDR4 | 1TBNVMe SSD | 219,800円 |
| Tower300ーBlack | OZgaming | Ryzen 7 5700X | RTX 50608GB | 32GBDDR4 | 1TBNVMe SSD | 219,800円 |
| Tower300ーGravel Sand | OZgaming | Ryzen 7 5700X | RTX 50608GB | 32GBDDR4 | 1TBNVMe SSD | 219,800円 |
| P30series | OZgaming | Ryzen 7 7700 | RTX 50608GB | 16GBDDR5 | 500GBNVMe SSD | 219,800円 |
| G TUNE DG-A7G60(ホワイト)SALE | G TUNE | Ryzen 7 5700X | RTX 50608GB | 16GBDDR5 | 1TBNVMe SSD | 229,700円289,800円 → 21%OFF |
| NEXTGEAR JG-A7G60(青色LED) | NEXTGEAR | Ryzen 7 5700X | RTX 506016GB | 16GBDDR5 | 500GBNVMe SSD | 229,900円 |
| NEXTGEAR JG-A5G60(スターター5点セット) | NEXTGEAR | Ryzen 5 4500 | RTX 50608GB | 16GBDDR5 | 1TBNVMe SSD | 229,900円 |
| G TUNE DG-I5G60 | G TUNE | Core Ultra 5 225 | RTX 50608GB | 16GBDDR5 | 500GBNVMe SSD | 234,800円 |
| NEXTGEAR JG-A7G60 | NEXTGEAR | Ryzen 7 5700X | RTX 506016GB | 16GBDDR5 | 500GBNVMe SSD | 234,800円 |
| NEXTGEAR JG-A7G60(ホワイト) | NEXTGEAR | Ryzen 7 5700X | RTX 506016GB | 16GBDDR5 | 500GBNVMe SSD | 234,800円 |
| GKG-75F56 | STORM | Ryzen 5 7500F | RTX 50608GB | 16GBDDR5 | 1TBNVMe SSD | 234,800円 |
| FRGAMB860M/M0126/NTKSALE | FRONTIER | Core Ultra 5 225F | RTX 50608GB | 32GBDDR5 | 1TBNVMe SSD | 236,800円 |
| NEXTGEAR JG-A5G60 | NEXTGEAR | Ryzen 5 7500F | RTX 506016GB | 16GBDDR5 | 500GBNVMe SSD | 239,800円 |
| NEXTGEAR JG-A5G60(ホワイト) | NEXTGEAR | Ryzen 5 7500F | RTX 506016GB | 16GBDDR5 | 500GBNVMe SSD | 239,800円 |
| NEXTGEAR J6-A7G60WT-B(ホワイト) | NEXTGEAR | Ryzen 7 255 | RTX 50608GB | 16GBDDR5 | 500GBNVMe SSD | 242,800円 |
| FRGKB550/SK1 | FRONTIER | Ryzen 7 5700X | RTX 50608GB | 16GBDDR4 | 1TBNVMe SSD | 242,800円 |
| Z1series | OZgaming | Core Ultra 5 225F | RTX 50608GB | 32GBDDR5 | 1TBNVMe SSD | 244,800円 |
| FRGKB860 | FRONTIER | Core Ultra 5 225F | RTX 50608GB | 16GBDDR5 | 1TBNVMe SSD | 254,800円 |
| GKG-97X56 | STORM | Ryzen 7 9700X | RTX 50608GB | 16GBDDR5 | 1TBNVMe SSD | 254,800円 |
| NEXTGEAR JG-A7G60(ホワイト5点セット) | NEXTGEAR | Ryzen 7 5700X | RTX 50608GB | 16GBDDR5 | 1TBNVMe SSD | 259,800円 |
| NEXTGEAR JG-A7G60 | NEXTGEAR | Ryzen 7 7700 | RTX 506016GB | 16GBDDR5 | 500GBNVMe SSD | 264,800円 |
| NEXTGEAR JG-A7G60(ホワイト) | NEXTGEAR | Ryzen 7 7700 | RTX 50608GB | 16GBDDR5 | 500GBNVMe SSD | 264,800円 |
| FRGKB860/ERN | FRONTIER | Core Ultra 5 225F | RTX 50608GB | 32GBDDR5 | 1TBNVMe SSD | 264,800円 |
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価格は2026年7月30日時点の税込表示です。 最新の価格・仕様は各商品ページでご確認ください。
RTX 5060搭載PCが向いている人・向いていない人
結論から書きます。フルHDでゲームを遊ぶなら、RTX 5060は買って問題ありません。
RTX 5060はNVIDIAが2025年5月20日に発売したミドルクラスのGPUです。ターゲット解像度はフルHDで、特にフルHD 144Hzのモニターと組み合わせたときに性能を出し切れます。
向いている人
| 条件 | 理由 |
|---|---|
| フルHDモニターを使う | RTX 5060が本来想定している解像度 |
| ApexやFORTNITEなどのFPS・TPSが中心 | VRAM使用量が3〜5GB程度で余裕がある |
| 予算が15万〜20万円台 | この価格帯で選択肢が最も多い |
| はじめてゲーミングPCを買う | BTO各社の主力モデルが揃っており、サポートも選べる |
向いていない人
| 条件 | 理由 |
|---|---|
| WQHD(2560×1440)を常用したい | 重量級タイトルでは画質を落とす前提になる |
| 重量級ゲームを最高画質で遊びたい | VRAM 8GBが不足し、fpsが伸びない |
| 4Kでゲームをしたい | 性能的に想定外の解像度 |
| 高画質MODを多用する | VRAM消費が跳ね上がる |
「VRAM 8GBはやめとけ」をどう受け止めるか
この指摘が生まれた発端は、近年の重いゲーム(AAAタイトル)が増えたことが原因です。VRAM消費が非常に大きく、RTX 5060では高設定以上にするとVRAM不足の警告が表示されます。
ここから「VRAMは16GBないとダメ」という声が広がりました。
ただし、これはすべてのゲームに当てはまる話ではありません。ApexやFORTNITEのVRAM使用量は3GB〜5GB程度で、8GBでも余裕があります。問題になるのは、重量級タイトルを高画質で遊びたい場合に限られます。
遊びたいゲーム別|RTX 5060で足りるかを先に確認する

RTX 5060のフレームレートは、同じゲームでも画質設定で2倍以上変わります。
以下は、画質設定を明記したフレームレートの目安です。設定を伏せた数値には意味がないため、必ず設定とセットでご覧ください。
タイトル別フレームレートの目安(フルHD)
下記のPCスペックで計測を行いました。
- OS Windows 11 Home
- CPU AMD RYZEN 7 5700X
- GPU NVIDIA RTX5060 8GB
- メモリ DDR4-3200 32GB
- ストレージ 1TB SSD
注目していただきたいのは、モンスターハンターワイルズの箇所です。
中設定なら90fps、ウルトラ設定なら41fps。同じGPUで、2倍以上の差がついています。
つまり「RTX 5060でモンハンワイルズが動くか」という問いには、設定次第としか答えられません。中設定で90fps出るなら、実用上まったく問題ない性能です。最高画質にこだわる場合だけ、力不足になります。
同じことがサイバーパンク2077にも言えます。レイトレーシングを使わない高設定なら122fps、レイトレ・ウルトラなら65fps。どちらも遊べる水準ですが、要求される妥協の度合いが違います。
解像度×画質の判定表
上記を当サイトで整理すると、次のようになります。
| ゲームの負荷 | フルHD 標準〜高画質 | フルHD 最高画質 | WQHD 標準画質 | WQHD 最高画質 |
|---|---|---|---|---|
| 軽量(Apex/FORTNITE) | ◎ | ◎ | ◎ | ○ |
| 中量(CoD/FF14) | ◎ | ◎ | ○ | △ |
| 重量(サイバーパンク/モンハン) | ○ | △ | △ | × |
◎=余裕をもって快適/○=快適/△=設定調整が必要/×=推奨しない
軽量〜中量タイトルが中心なら、WQHDまで視野に入ります。重量級を中心に遊ぶ場合は、フルHDに限定して考えてください。
DLSS 4とマルチフレーム生成
RTX 50シリーズには、DLSS 4のマルチフレーム生成(MFG)が使えます。1枚の描画フレームから最大3枚を追加生成する機能で、対応ゲームではフレームレートが大きく伸びます。
サイバーパンク2077のフルHD レイトレ・ウルトラでは、55fps前後だったものがMFG使用時に180fpsを超えたという実例があります。ミドルクラスのGPUで夢のような数字が出るのは、この機能があるからです。
ただし注意点があります。MFGは、元のフレームレートがある程度出ていないと効果が薄いという性質です。VRAM不足でfpsが落ち込んでいる状態では、MFGを有効にしても改善しません。
「MFGがあるからVRAM 8GBでも大丈夫」とは考えないでください。MFGは、足りている性能をさらに伸ばす機能です。
購入時に決めるべきカスタマイズは3つだけ
BTOの注文画面には数十項目の選択肢が並びます。しかし、RTX 5060搭載モデルで実際に判断が必要なのは、SSD容量・メモリ・保証の3つです。
そして2026年以降は、この判断の前提が例年と違います。
2026年以降は「後から増設」が得をしにくい
メモリとSSDの価格が高騰しています。
市場調査会社のTrendForceは、2026年第2四半期のメモリ契約価格について、従来型DRAMが前四半期比58〜63%、NANDフラッシュが同70〜75%上昇する見込みだと予測しました。背景にあるのは、供給各社が収益性の高いサーバー向けDRAMを優先していることによる、PC向け供給の逼迫です。
小売価格でも影響が出ています。32GB(16GB×2)のDDR5メモリは2026年1月に77,980円だったものが、3月には61,480円まで下がりました。値下がりはしていますが、高騰前の水準には戻っていません。
つまり「まずは最小構成で買って、後から自分で足す」という従来の節約術が、以前ほど機能しません。BTOの増設オプションのほうが割安になるケースが増えています。
① SSDは1TBを選ぶ
500GBは、現在のゲーム環境では足りません。
Windowsとドライバ類で数十GBを使い、そこに大型タイトルが乗ります。最近のAAAタイトルは1本で50GB〜100GBを超えるものが珍しくないため、500GBでは実質2〜3本で埋まります。
遊ぶたびにアンインストールを繰り返す運用は現実的ではありません。1TBへの増額は、3つのカスタマイズの中で最も優先度が高い項目です。
② メモリは16GBで妥当。ただし枚数を確認する
ゲーム用途なら16GBで十分です。32GBへ増やす必要があるのは、配信を同時に行う場合や、動画編集を並行する場合に限られます。前述の価格高騰下では、32GBへの増額は割高になりやすいためおすすめしません。
確認すべきは容量ではなく、枚数です。
| 構成 | 動作 | 評価 |
|---|---|---|
| 16GB(8GB×2) | デュアルチャネル | ◎ |
| 32GB(16GB×2) | デュアルチャネル | ○(用途次第) |
| 16GB(16GB×1) | シングルチャネル | △ |
メモリは2枚挿しにすると、データの通り道が2車線になります(デュアルチャネル)。1枚挿しは1車線のままで、ゲームによってはフレームレートに差が出ます。
同じ「メモリ16GB」でも、この違いは価格表には現れません。前章の一覧表で枚数を確認してください。
なお、16GB×1のモデルは、後から同容量を1枚足せば32GB・デュアルチャネルになるという利点もあります。欠点と決めつけず、増設の余地として見る考え方もできます。
③ 保証は、はじめての1台なら延長する

ゲーミングPCは精密機器です。初期不良や、購入から1〜2年後の故障はゼロにはできません。
自分でパーツを切り分けられない場合、保証年数とサポート窓口の営業時間が、そのまま復旧までの時間を決めます。マウスコンピューターのように標準で3年保証と24時間365日の電話サポートが付くメーカーもあります。
自作経験がある方には不要な出費ですが、はじめての1台なら、ここは削らないでください。
まとめ:優先順位
| 優先度 | 項目 | 判断 |
|---|---|---|
| 高 | SSD | 500GBなら1TBへ上げる |
| 中 | 保証 | 初心者は延長を検討 |
| 低 | メモリ | 16GBのままでよい。枚数だけ確認 |
RTX 5060の基本性能|RTX 4060から何が変わったか
RTX 5060は、NVIDIAが2025年5月20日に発売したBlackwell世代のGPUです。前世代のRTX 4060と比べて、演算性能とメモリ性能の両方が引き上げられました。
スペック比較
| 項目 | RTX 5060 | RTX 4060 |
|---|---|---|
| アーキテクチャ | Blackwell | Ada Lovelace |
| CUDAコア | 3,840基 | 3,072基 |
| ベースクロック | 2.28GHz | 1.83GHz |
| ブーストクロック | 2.50GHz | 2.46GHz |
| VRAM | 8GB GDDR7 | 8GB GDDR6 |
| メモリ速度 | 28Gbps | 17Gbps |
| メモリバス幅 | 128bit | 128bit |
| メモリ帯域幅 | 448GB/s | 272GB/s |
| インターフェース | PCIe 5.0 ×8 | PCIe 4.0 ×8 |
| レイトレーシングコア | 第4世代 | 第3世代 |
| DLSS | DLSS 4 | DLSS 3 |
| 消費電力 | 145W | 115W |
| 推奨電源容量 | 550W | 550W |
| 発売日 | 2025年5月20日 | 2023年6月28日 |
変化の中身は3つ
① 演算コアが25%増えた。 CUDAコアは3,072基から3,840基へ。単純な処理能力の底上げです。
② メモリ性能が大きく伸びた。 メモリ速度が17Gbpsから28Gbpsになり、帯域幅は272GB/sから448GB/sへ約65%向上しました。VRAMの容量は8GBのままですが、データを出し入れする速度は別物になっています。
③ 消費電力が30W増えた。 145Wへの増加は弱点ですが、推奨電源容量は550Wのまま据え置かれています。既存のBTOモデルなら電源容量で困ることはありません。
DLSS 4とマルチフレーム生成
RTX 50シリーズで追加された最大の機能が、DLSS 4のマルチフレーム生成(MFG)です。
DLSSは、低い解像度で描いた映像をAIが高解像度に補完する技術です。GPUの負担を減らしながら、画質を保ったままフレームレートを上げられます。
マルチフレーム生成は、そこからさらに踏み込んだ機能です。従来のフレーム生成が1枚の描画フレームから1枚を追加生成していたのに対し、MFGは最大3枚を追加生成します。
対応タイトルであれば、フレームレートは大きく伸びます。ただし前述の通り、元のフレームレートが出ていない状態では効果が薄いという制約があります。

組み合わせるCPUの目安
一覧表を見ると、同じRTX 5060搭載モデルでもCPUが数種類に分かれています。ここは価格差以上に体感が変わる部分です。
推奨できるCPU
| CPU | 世代 | コア/スレッド | 評価 |
|---|---|---|---|
| Ryzen 5 7500F | Zen4 | 6/12 | ◎ ゲーム性能が高く、搭載モデルも安い |
| Ryzen 7 5700X | Zen3 | 8/16 | ○ 定番。価格が抑えられている |
| Ryzen 7 7700 | Zen4 | 8/16 | ◎ 性能重視ならこれ |
| Core i5-14400/F | 第14世代 | 10/16 | ○ ただし搭載モデルが高騰気味 |
迷ったらRyzen 5 7500Fです。 コア数は6と少なめですが、1コアあたりの性能が高く、ゲームではRyzen 7 5700Xを上回ります。
Ryzen 7 5700Xも実用上は問題ありません。ただしAM4という旧世代の規格を使うため、将来CPUだけを載せ替える余地はほとんどありません。長く使ってアップグレードしたい場合は、Zen4世代(7500F/7700)を選んでください。
避けたほうがよいCPU
Ryzen 5 4500とRyzen 5 5500は、RTX 5060との組み合わせでは推奨しません。
理由はL3キャッシュの容量です。L3キャッシュはCPU内部の作業机のようなもので、ゲームのフレームレートに強く影響します。
| CPU | L3キャッシュ | 世代 |
|---|---|---|
| Ryzen 5 4500 | 8MB | Zen2 |
| Ryzen 5 5500 | 16MB | Zen3 |
| Ryzen 7 5700X | 32MB | Zen3 |
Ryzen 5 4500は8MBしかなく、GPUの性能を引き出しきれません。価格の安いモデルで採用されている場合がありますが、数千円の差ならCPUの世代を優先してください。
RTX 5060 Tiや後継モデルを待つべき人
RTX 5060を無理におすすめしない場合があります。当てはまる方は、この章を読んでから判断してください。
RTX 5060 Ti 16GBを検討すべき3条件
| 条件 | 理由 |
|---|---|
| WQHD(2560×1440)を常用したい | 重量級タイトルで8GBが不足する |
| 重量級ゲームを高〜最高画質で遊びたい | 画質を落とす前提になる |
| 高画質MODを多用する | VRAM消費が大きく跳ね上がる |
VRAM 16GBを積むことで、モンスターハンターワイルズのようなタイトルでも設定を上げられます。予算はおおむね20万〜25万円台です。
逆に、この3条件に当てはまらないなら、差額を払う必要はありません。フルHD中心なら、その予算はSSD容量やモニターに回したほうが体感が上がります。
よくある質問
RTX 5060は「やめとけ」と言われますが、大丈夫ですか?
フルHDで遊ぶなら問題ありません。この評価が広まったのは、モンスターハンターワイルズなど一部の重量級タイトルでVRAM 8GBが不足するためです。ApexやFORTNITEのVRAM使用量は3〜5GB程度で、余裕があります。自分が遊ぶタイトルで判断してください。
RTX 5060は何年くらい使えますか?
遊び方によります。フルHDで、画質設定を調整しながら遊ぶ前提なら、数年は実用に耐えます。一方、新作を常に最高画質で遊びたい場合は、早い段階で物足りなくなります。
電源容量はどれくらい必要ですか?
NVIDIAの推奨は550Wです。BTOのRTX 5060搭載モデルは650W前後の電源を積んでいることが多く、標準構成のままで足りています。補助電源は8ピン×1本です。
モニターは何を選べばいいですか?
フルHDの144Hzモデルが最も相性がよいです。軽量なタイトルなら150fps以上出るため、60Hzのモニターでは性能を使い切れません。WQHDモニターは、重量級タイトルで画質を落とす前提なら選択肢に入ります。
メモリは16GBで足りますか?
ゲーム用途なら足ります。32GBが必要になるのは、配信と同時進行する場合や、動画編集を並行する場合です。ただし容量より、16GBが1枚挿しか2枚挿しかを確認してください。






